転職成功者インタビュー

株式会社ミマキエンジニアリング
小林絵里香さん(仮名・人事) 28歳

生産管理から人事へ。結婚を機に訪れた意外な転身は、予想以上に楽しい日々へとつながった。

大学時代は醸造について学び、その後就職した愛知県の食品メーカーで生産管理に携わっていた小林さん。仕事に没頭する日々だったが、結婚を機に夫が暮らす長野へ転居することになった。

「転職先が見つかるだろうか」と不安を抱えていた小林さんが長野で得たのは、前職とはまったく異なる人事という仕事。「やったことがないからこそ、興味がある」という前向きな姿勢が功を奏し、転職後の現在も楽しみながら新たなキャリアを着実に重ねている。

「地元企業とのつながりが深いリージョナルキャリア長野に相談したことが、一番良かった」と振り返る小林さんの転職ストーリーを紹介する。

※本記事の内容は、2022年8月取材時点の情報に基づき構成しています。

過去の
転職回数
1回
活動期間
エントリーから内定まで54日間

転職前

業種
食品メーカー
職種
生産管理
業務内容
生産計画の作成

転職後

業種
精密機器メーカー
職種
人事
業務内容
人事・採用

生まれ育った名古屋から長野県への転居。転職先が見つかるのか、ただただ不安だった。

現在のお仕事はどんな内容ですか?

ミマキエンジニアリングは長野県東御市に本社がある、主に業務用の大型プリンターを各種製造・開発している会社で、私はその人事部に配属されて、新卒採用をメインに担当しています。具体的には新卒向け会社説明会を各地で開催したり、オンラインで行ったりしながら、応募してくれた学生たちの対応を受け持っています。人事の仕事は初めてなので、周りに助けられながら一から覚えているところです。

入社前のご経歴を教えてください。

愛知県名古屋市の出身で、大学時代は農学部で麹菌の研究をしていました。新卒で愛知県内の食品メーカーに入社し、1年目は工場で製造を経験して、その後生産管理部に配属となり、そこで生産管理を3年くらい担当していました。もともと生産管理という部署が無かったので、その立ち上げを担当した形です。とても大変でしたがやりがいも感じていましたし、楽しかったです。

転職のきっかけは?

結婚を機に、夫が暮らす長野県へ引っ越すことになり、仕事も変えることになりました。家にいるよりは人と関わっていたいタイプなので、転居しても外に出て働きたいと思っていました。長野に行くにあたって一番の不安は、転職先が見つかるかどうかでしたね。名古屋で生まれ育ったので、「名古屋よりは会社も少ないし、大丈夫だろうか」とか、いろいろ考えてしまいました。

転職活動はどのように進めましたか?

有休消化に入ったあと、求人を見たり、大手転職支援会社に登録したりしました。また、生産管理系で募集している会社を探していると、ミマキエンジニアリング社の生産管理で求人が掲載されていたリージョナルキャリア長野にも連絡を取ってみました。

リージョナルキャリア長野の面談では、担当コンサルタントがとてもフランクに接してくださったのが印象的でした。先に大手転職支援会社とやりとりしていて、その時はすごくかしこまった印象だったので、余計にギャップがありました(笑)。

今の会社に決めたポイントは?

リージョナルキャリア長野から紹介された2つの会社と、私の希望でミマキエンジニアリングを受けて、そのうち2社から内定をいただきました。ひとつはメーカーの生産管理で、会社の雰囲気や担当業務が前職と似ていたので経験を活かせるだろうなと思いました。一方、ミマキエンジニアリングは面接の時に「生産管理もいいけど、人事はどうですか?」と提案され、どちらに興味があるかを尋ねられたので「興味があるといったら人事です。今までやったことがないので」と答えました。そして最終的に人事での内定となりました。

2社のどちらにしようかものすごく迷ったのですが、最終的には「人事はやったことがないから、やってみよう」という気持ちで決めました。他の求人を見ると、通常、人事はある程度の経験年数を求められているので、未経験でこうして採用となるのは珍しいですし、こんなチャンスはないなと思いました。また、自社で最終商品を作っている会社がいいなと思っていたので、そこにも魅力を感じましたね。

行動すれば、次の道が見えてくる。まず、自ら動き出すことの大切さを知った。

転職していかがですか?

転職後に私が採用となったポイントを聞いたのですが、分野は違うけれど理系出身なのでそれが活かせるのではないかということと、私の持つ雰囲気が学生と接するにあたって柔らかい印象を与えられるのではないかということでした。人事としての経験はまだまだなのですが、その期待に応える仕事ができるように成長したいと思う毎日です。学生たちにしっかり会社の魅力を伝えたいですし、親しみを持ってもらえるようにフレンドリーに接するのも心がけています。

それから、出張するようになったことがすごく新鮮ですね。前職は基本的に社内にいるだけだったので、会社説明会で東京など関東各地に出かけていくのは楽しいですし、刺激もあります。

職場の雰囲気はいかがですか?

採用グループは5人で、まだそのメンバーとしか深い関わりはないのですが、グループリーダーにも気軽に話せる環境ですし、他の部署の雰囲気も同じだと聞いているので安心ですね。すぐに理解できるタイプではないので、何度も質問してしまうのですが、それができて、答えてもらえる環境なのでありがたいと思っています。

生活面の変化はありましたか?

まず通勤環境が全く変わりました。前職では家からバスや電車を乗り継いで2時間かけて通勤していたのですが、いまは車で15分なので十分な睡眠時間が取れています。名古屋生まれ名古屋育ちなので、名古屋での暮らしの方がいいとはじめは思っていたのですが、長野の暮らしに慣れてきたら、いいなと思うことがたくさんありますね。朝、鳥が鳴いているのが聞こえてきたり、きれいに田植えされている田んぼを見たり、自然がいいですね。先日は夕日が水面に映るとこんなに綺麗なんだと初めて感じました。

休日は新たな趣味を見つけようと山登りをするようになりました。30分くらいでスキー場に行けるので、冬は毎週のようにスノーボードに行きますね。あとは、長野は東京にアクセスが良いのがうれしいです。新幹線で1時間半くらいなので、出張でもよく行きますし、コンサートを見るにも名古屋より東京に行くようになりました。

困っていることや課題はありますか?

基本的にはあまり悩まないタイプなので、困っていることはないです。生活面では雪がたくさん積もると大変ですが、逆に雪国は除雪などがしっかりしているんだなとも思いました。冬の寒さについては、慣れるか心配ですね。早朝のマイナス18度を経験したときには驚きました。

転職を考えている人にアドバイスをお願いします。

自分の転職では、地元の企業とつながりが深いリージョナルキャリア長野にお願いしたことが、一番良かったと思っています。実は転職先が見つかるか不安過ぎて手相占いまで行ったりしたのですが(笑)、そこにすがるより、早くリージョナルキャリア長野にエントリーすればよかったと今は思います。まず自分が行動することで、次の選択肢が見つかっていくのだということを実感したので、心配するよりはいろいろやってみることが大事だと思います。

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