転職成功者インタビュー

株式会社日本点眼薬研究所
香原詩織さん(仮名・品質管理) 26歳

婚約者のUターンを機に長野県へ移住。仕事に、趣味に、ゆとりの新生活を満喫中!

長野の大自然に囲まれた製薬工場で働いている香原さん。出身は東京だが、長野へ転職したきっかけは婚約。パートナーが長野の会社に転職することになり、自身も長野への移住を決めた。

転職活動は、パートナーの転職もサポートしたリージョナルキャリア長野に相談。引っ越して2ヶ月目には新たな環境で正社員として働き始めることができた。東京以外での生活は初めてで不安もあったという香原さんだが、「来てみれば意外と大丈夫。むしろ、こちらの方が自分に合っているかも」と話すほど、長野の生活が気に入っているという。

「転職して残業がなくなったのも嬉しいです。おかげで、晩ご飯を作って夫を迎える、という理想の生活ができています」と喜ぶ香原さんに、体験談をうかがった。

※本記事の内容は、2018年2月取材時点の情報に基づき構成しています。

過去の
転職回数
0回
活動期間
エントリーから内定まで110日間

転職前

業種
計量証明事業
職種
分析
業務内容
水質検査業務(排水、飲料水、冷却水等)、採水業務

転職後

業種
製薬
職種
品質管理
業務内容
製品試験、バリデーション(工場設備、工程の妥当性の検証)、原材料及び容器の受け入れ検査

長野へ転職するパートナーとともに移住。初めての土地だからこそ、働こうと思った。

現在のお仕事はどんな内容ですか?

点眼薬をメインに、ジェネリック医薬品を作っている日本点眼薬研究所の長野工場で、品質管理を担当しています。具体的には、製品そのものや製造環境の無菌試験や、製品に抗菌性があるかどうかを調べる業務です。

入社前のご経歴を教えてください。

大学を卒業後、東京の水質検査会社に就職。水道水や工場排水などが、それぞれの基準に適合しているかどうかを調べる分析業務に、4年間従事しました。

転職のきっかけは?

26歳のとき、パートナーが長野の会社に転職することになり、私も長野へ移住することになりました。それまでずっと東京の実家で暮らしてきたので、知らない土地で生活するのは不安がありました。

しかし、仕事についた方が早くその土地に慣れるだろうと思い、長野で仕事を探すことにしました。

転職活動はどのように進めましたか?

実は、私より先に、パートナーがリージョナルキャリア長野で転職先を紹介してもらっていました。彼から「とても親身になってくれて、相談して良かった」と聞いていたので、私もお願いすることにしました。

活動を始めた頃は、「結婚のために移住してきたことが、ネックになるかもしれない」という不安があり、長い目で探そうと考えていました。ところが、コンサルタントがとても親身になって動いてくれ、長野に移住して間もなく、3社ほど紹介してもらいました。

難しいかもしれないと思っていた正社員としての入社もでき、大満足の結果となりました。

入社を決めたポイントは?

まず、仕事内容です。これまでの経験を活かせそうだと思いましたし、検査対象が自社製品ということで、よりやりがいがありそうだと思いました。

また、長く働けそうな環境だったことです。私は結婚・出産をしても、仕事をずっと続けていきたいと思っています。この会社なら、その希望がかないそうだと感じました。福利厚生が充実していて、実際に子育てをしながら働いている女性社員が多いことも、入社の決め手になりました。

「東京が上、地方が下」ではない。どんなまちにもそれぞれの魅力がある。

転職していかがですか?

担当しているのは簡単な仕事ではなく、とても重要で神経を使う仕事です。しっかりとした教育体制のもと、先輩社員のサポートを受けて業務を行っています。

新しい分野ですので知識不足も痛感していますが、自分で調べて解決できたときは充実感がありますし、新しいことを覚えていくのは、とても面白いです。

また、同年代の社員や中途入社の社員も多く、とても働きやすいです。それから、以前は21時頃まで残業するのが当たり前でしたが、今はほとんど残業がありませんので、時間の余裕もできました。

転職して良かったと思うことは?

帰宅が早くなったことは、とても嬉しいです。買い物をして帰っても19時には帰宅できるので、夕食を作って夫を待つ生活ができています。それでいて、好きなテレビを見たり、自分の時間もしっかりとれるので、毎日にゆとりを感じます。あのまま東京で働き続けていたら、今のような生活はできなかったかもしれません。

また、長野は本当に空気がきれいで、こちらに来てから花粉症も軽くなりました。新鮮な朝採れ野菜も安く手に入り、生活にかかるコストも、東京とはまったく違います。今の家賃を東京の友達に話すと、驚いていました。

困っていることや課題はありますか?

駅前に住んでいるので便利ですし、欲しいものはネットで手に入るので、困っていることはほとんどありません。東京のように人混みのなかで苦労しながら移動することもありませんし、自分にとってはこちらの生活のほうが向いていると思います。

ただ、しいて言うと、虫に困っています(苦笑)。会社はけっこう田舎にあるので、虫が多いのですが、私は虫があまり得意ではなくて。あとは冬場の雪が心配かな。雪道の運転をしたことがないので。

生活面の変化はありましたか?

東京では自転車とバスで通勤していましたが、今は車で通勤しています。車通勤はとても楽ですね。自転車のように天候に左右されることもなく、満員バスのストレスからも解放されました。

休日も、温泉に行ったり、紅葉を見に行ったり、野外フェスに行ったりと、アクティブに楽しんでします。また、夫婦共通の趣味であるスノーボードも楽しんでいます。一番近いスキー場だと、家から車で30分程度なんですよ。

転職を考えている人にアドバイスをお願いします。

見知らぬ土地で働くことは不安でしたが、働き始めればその会社に自分のコミュニティができます。同僚にわからないことを教えてもらったり、逆に東京のことを教えてあげたりするうちに、人間関係ができていくと、不安はなくなっていきました。「来てしまえば、意外と大丈夫」というのが実感です(笑)。

私はその場所のいいところを見つけるところが得意なのかもしれません。長野に移住することを話すと、不便さを心配する友達もいましたが、「東京が上、地方が下」ではないと私は思います。

それぞれにいいところがありますから、それを見つけて、素直に楽しむ。そう考えると、どんな場所でも充実した生活が過ごせるのではないでしょうか。

担当コンサルタントから

コンサルタント 
太田 穂積

以前Uターン転職をお手伝いさせていただいた方の婚約者だった香原さん。今回の転職先の焦点としては2点。「結婚後も長く勤められる会社であること」、そして「これまでの分析業務の経験を活かし、自社製品を持つメーカーで品質管理業務に挑戦できること」でした。

当時お預かりしていた求人案件にはご希望に沿う案件がなく、新しくご紹介できる先を探すことになり、ご縁を結べたのが日本点眼薬研究所社でした。ご結婚後も安心して働けることが何よりの決め手だったと思います。

地方暮らしにも慣れ、地元の松本山雅FCのファンにもなってくださいました(笑)。また一緒にサッカー観戦に行きたいですね!

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