転職成功者インタビュー

東洋技研株式会社
矢村真理さん(仮名・生産管理) 31歳

すべてがプラスだった幸せのUターン。仕事もプライベートも充実の日々。

新型ウイルス禍を経験し、これからの生き方を考えたとき、「自分の大好きな地元に帰り、大好きな家族や友人の近くで働きたい」という思いが強くなったと語る矢村さん。前職での経験を活かして働けるメーカーへの就職を叶え、「新しいことに挑戦していくことが好き。折角仕事をするからには楽しくやっていきたい」とやる気に満ちた毎日を送っている。

転職支援会社を通した転職を初めて経験。コンサルタントの存在に励まされ、とても心強かったと振り返る。「新型ウイルス禍で、いつ何があってもおかしくないような事態になってしまったので、なおさら日々の幸せを重ねていくことで、毎日が本当に楽しくなるんだなと感じています」と話す矢村さんの転職体験談を伺った。

※本記事の内容は、2022年11月取材時点の情報に基づき構成しています。

過去の
転職回数
2回
活動期間
エントリーから内定まで144日間

転職前

業種
自動車部品メーカー
職種
購買調達
業務内容
購買調達、納期調整、検品・仕分け

転職後

業種
電子機器メーカー
職種
生産管理
業務内容
購買調達、納期調整、検品・仕分け

これが最後の転職と決めて、1社ずつじっくりと向き合った。

現在のお仕事はどんな内容ですか?

東洋技研は長野県岡谷市にある、国内トップクラスの端子台(配線接続用の部品)メーカーとして歩んでいる電子機器製造会社です。私は管理部に所属し、生産管理と資材調達の仕事を半分ずつ担当しています。

いま、会社全体がすごく忙しいこともあって、入社して間もない時からいろいろな業務をやらせてもらえているので、とても面白いです。一緒に仕事している社員の皆さんも明るい人が多くて、「今日も忙しいね」と笑顔でワイワイと楽しく仕事をしています。

入社前のご経歴を教えてください。

高校までは地元の長野県にいて、名古屋の大学に進学して外国語学部の英米語学科で学びました。アメリカへ留学したとき、韓国や中国の留学生たちと一緒に勉強していて、彼らが「アメリカの病院で医療に携わりたい」という志を持っていたんですね。

その姿にものすごく刺激を受けたのと、留学前に東日本大震災があったことも重なって、全く畑違いだったのですが「医療系に就職したい、地域の人に密着した仕事をしたい」と思って、新卒で松本市の歯科医院に医療事務として就職しました。

3年経ったころ、新しいことに挑戦するのが好きというのもあって、大学時代を過ごした愛知県に引っ越しました。地場産業である自動車部品のメーカーに飛び込んで、購買調達や納期調整、検品・仕分け、貿易などの業務を担当。派遣社員から正社員になって、6年ほど働きました。

転職のきっかけは?

愛知県での暮らしは楽しくて、仕事のやりがいもあったのですが、新型ウイルス禍になって世の中の働き方が変わっていくのを感じながら、自分自身もこれからどうやって生きていこうかなと考えるタイミングになったんですね。

私はやっぱり地元の長野が大好きで、月に1回は実家に帰っていたので、行き来する生活もいいけれど、地元に帰るのもありかなと思うようになりました。毎日家族と一緒に過ごしたり、友人と遊んだりしてプライベートも充実していれば、仕事も頑張れるかなと思ったんです。かなり悩みましたが、そこで思い切って転職しよう、と決めました。

転職活動はどのように進めましたか?

転職サイトがいろいろあるなかで、地元・長野の企業情報を得られそうだと思って選んだのがリージョナルキャリア長野(運営会社:株式会社エンリージョン)でした。

私は今回が最後の転職と決めていたので、あせらず丁寧に転職活動をしたかったんです。転職支援会社はいろいろなところに登録して探すのではなく、1か所に登録してゆっくり進めたいと思って、コンサルタントの浦野さんにもそうお伝えしました。

企業への応募も1社ずつ。一気に何社も応募して混乱してしまうのがもったいなくて、1社トライしてだめなら次、という感じで進めていきました。とはいえ、1社目は不採用となってしまって、内心「どうしよう」と不安な気持ちだったのですが、浦野さんが「大丈夫、大丈夫。気にしなくていいよ」という感じで励ましてくださって、いろいろなアドバイスもいただいて、本当にありがたかったです。

初めてコンサルタントを通しての転職活動を経験したのですが、企業に対して聞きたいことがあったら何でも先方に確認してくださるし、的確な情報をもらえるので、すごくやりやすかったですね。自分ひとりでは調べても分からないことだらけだったと思います。

今の会社に決めたポイントは?

転職先は、地場産業の会社がいいなと思っていて、長野は精密機器の企業が多いので、それに関連した会社を希望していました。さらに、前職の製造業で勉強した金属加工の知識や、商社を通して資材を調達していた経験なども活かしたいと思っていましたね。東洋技研はそのふたつの希望にぴったり合う会社だったので、内定をもらえたときはとても嬉しかったです。

長野の自然と大好きな人たちから毎日元気をもらえる。

転職していかがですか?

分野はまったく違うのですが、前の会社での経験をかなり活かせています。前職では部品の測定や検査もしていたので、金属材料の寸法測定なども頼まれたらすぐ対応できることが多いですね。

前の会社が「できることは何でもやって」という感じの職場だったので、仕事で分からないことは分かるまでとことん調べたり、周囲の人に頼って教えてもらっていたのですが、それが今すごく役立っています。

今回は総合職での採用なので、この先、もしかしたら違う部署に異動になる可能性もあると言われたので、いろいろ挑戦できることもありそうだと思っています。新しいことに取り組むことは好きなので、そうなったときも楽しみです。

職場の雰囲気はいかがですか?

明るい方が多いので仕事も楽しいです。部品の仕分け業務も担当していて、毎日届いたものをいろいろな部署に配達しているのですが、そうすると他部署の方と話をする機会があるので、それも楽しいですね。

仲の良い人が少しずつ増えていって、ご飯に誘ってもらったりしています。社員数が多いので、なおさら面白いです。

困っていることや課題はありますか?

生産管理の仕事については、これから本格的に学ぶことになると思うのですが、業務が増えてきたときに上手く回せるかなというのは少し不安です。でも、困っていたら部署の皆さんが助けてくださるので、力を借りながら、自分にできることをやっていこうと思っています。

もうすぐ棚卸を控えていて、打ち合わせをすると大変そうですが、人生初の経験なので楽しみでもあります。

メーカーの生産管理は、納期を見極めながら在庫を動かして、オーダーを出していくのが難しくて、担当者のセンスが光る仕事だなと感じています。先輩たちが「分かりました。対応します」と言って仕事をこなしていく様子が、本当にかっこよくて、いつか私もそうなりたいなと思っています。

覚えなければいけないことはたくさんありますが、やるからには楽しみたいとも思っています。

生活面の変化はありましたか?

すごく元気になりました。愛知でひとり暮らしをしていた時は、残業して帰ってきて家事をしてという生活で、勤務中も余裕が無くずっと疲れている感覚でした。長野に帰ってきて、家族と一緒に居られる時間ができて、幼馴染ともいつでも会えるというのが一番うれしい。ワークライフバランスがうまく取れていると思います。

空気のおいしさ、星の美しさ、山や目に見えるすべての景色など、自然からいっぱいエネルギーをもらえますね。残業が終わってからでもウォーキングに行くくらい元気です。ゴルフも始めて、父と一緒にプレーするのも楽しいです。

転職を考えている人にアドバイスをお願いします。

転職は勇気がいることだし、生活もすべてが変わるので不安の方が大きいと思うのですが、自分が少しでも幸せを感じられる生活を手に入れるために、思い切って勇気を出すことが大切なのかなと思います。

環境が変わって、価値観も変化して、それがマイナスに向いてしまうこともあると思いますが、私にとっては全部がプラスでした。

一瞬、今働いている職場を離れて安定が無くなると、この先どうなるんだろうと考えてしまいますが、毎日楽しく生きていくほうが幸せだろうな、という気持ちを大事にしてほしいかなと思います。

担当コンサルタントから

コンサルタント 
浦野 順也

初めての面談で矢村さんから感じたのは、なんといっても長野県そして地元への愛でした。自分の事を「地元大好き人間」と笑顔で語る姿から、私も元気をいただいたことを今でも覚えています。

また、「仕事は楽しくやりがいがある。けど、新型ウイルス禍になってなかなか地元に帰って親や友人と会うことができないという環境変化で、今後自分がどう生きたいのか、何を大切にしているのかを見直すきっかけになった」と熱を持ってお話しいただき、私も絶対に最後までご支援すると決めました。

地元に住んでいることをエネルギーとして、持ち前の明るさと前向きな性格で新しい仕事にもチャレンジしてほしいと思います。

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