2022.11.17
中央線特急「あずさ」について知ってほしい件
リージョナルキャリア長野のコンサルタント、小澤です。
松本出身で東京に飛び出した私にとって、中央線特急「あずさ」は非常に親しみ深く、(勝手に)長野県の誇りだと思っています。
ですので、長野県に移住を考えている皆さまに是非「あずさ」について知って欲しく、僭越ながら勝手に解説させていただきます。
「あずさ」は長野県中南信エリアの生命線
中央線特急「あずさ」は、新宿と松本を片道約2時間半でつなぐJR東日本の特急電車です。
中信エリアから東京に行くためには、山梨県境の山を越え、甲府盆地を横断し、奥多摩をかすめた難所を通過する必要があるため、本来非常に険しい道のりとなります。
高速道路を利用していくことも可能ですが、カーブと勾配のある道が多く、長いトンネルも多数あり、非常に疲れる道程です。
そんな難所を一気通貫、乗り換え接続無しで、新宿から終点松本までたった2時間半でつなぐ「あずさ」は、間違いなく長野県民の生命線といえるでしょう!
進化し続ける「あずさ」
10年以上前からたくさんお世話になってきた「あずさ」ですが、まぁまぁ進化し続けているんです。
たとえば、2018年に全席指定車両となり自由席が廃止されました。それまで自由席車両は混雑することが多く、途中乗車の乗客は立ちっぱなしになることがよくありました。
しかし、全席指定とすることで分散乗車が期待できるようになり、より多くの乗客が利用しやすくなりました。
また、古くなった系統の全入れ替えも行っており、座席空間も広々としました。全席にコンセントが付いているのも、ありがたいですね。
なお、個人的な期待としては、「あずさ」は主に山間部を通過するため電波が悪くなる時間が長いので、車両の無料wifiが強化されると嬉しいです。
ちなみに、以前は「スーパーあずさ」の名で親しまれた本路線ですが、現在はすべて「あずさ」に統一されており、停車駅の最適化検討や一部並走する「かいじ」との調整を経ながら、少しずつダイヤも改良されています。それにより、10年前と比べると20分ほど早くなっています。
「あずさ」を楽しむ
冒頭でも述べたように、「あずさ」は山梨、長野の険しい山間部を通るからこそ、他では見ることができない絶景を楽しむことが出来ます。
松本では北アルプスを臨み、諏訪湖のほとりを通過した後には八ヶ岳の麓を通ります。
やがて前方に富士山が現れると、山梨の果樹園に囲まれた扇状地帯から甲府盆地を一望することになります。
その後は上野原や大月の渓谷を通るのですが、そこでは四季折々の山の草木を楽しむことができます。
そうして気づいた時には大都会へとたどり着く、あっという間の2時間半です。新幹線ではなく、在来線だからこそ楽しめる風景が「あずさ」にはあるのです。
ちなみに、昭和の人気デュオ狩人の名曲に「あずさ2号」がありますが、「8時ちょうどのあずさ2号」はダイヤの改正を経て「あずさ3号」、「スーパーあずさ5号」、「あずさ5号」と名称を変えて現存しています。
しかも現在の「あずさ5号」は終点松本ではなく、なんと白馬すら超えて南小谷まで行きます。
皆さんも機会があれば、ぜひ「あずさ」で長野県にお越しください。
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