2023.02.15
退職交渉の進め方~流れや注意点、引き止められた際の対処法
リージョナルキャリア長野の児玉です。
日々転職支援をさせていただく中で、「退職交渉はいつからはじめるべきか」「どうやって進めたらよいか」というご質問をいただきます。
今回は退職交渉の進め方についてお伝えしたいと思います。
退職交渉はいつからはじめる?
在職中の方の場合は、以下が一般的な退職の流れです。
退職の流れ
①転職先の企業から内定を獲得
②直属の上司に相談
③退職願の提出
④引継ぎ
⑤(有休消化)
⑥退職日を迎える
希望の企業から内定(採用)通知書または労働条件通知書を受け取り、書面で待遇面や休日、所属部署や職務内容等を確認し、内定承諾を行った後、スタートさせましょう。
口頭で約束した待遇や職務内容が約束とは異なる書面が出てくる可能性もゼロではありませんので、書面での確認と、それに対する承諾を行ってから退職交渉に進むのが無難です。
退職交渉はどうやって進める?
直属の上司に相談
まずは「直属の上司に相談」します。上司が比較的じっくり話ができる時間帯を狙って、1対1で会議室や応接室などで話をします。
ここでのポイントは、上司に「もう退職をすることを決めている」と意思を伝えることです。
退職を決めているという意思が伝わらないと、上司に「会社に残ってくれるのではないか」という期待を持たせてしまいます。
今までお世話になった会社ですから、退職の意思を伝えるのは勇気がいると思いますが、「転職先で新しく待ってくれる方がいる」という強い想いで臨みましょう。
そして、直属の上司に退職の承諾をもらえたら、退職日を上司と相談して決定します。
退職願を提出
その後は退職願を作成し、上司に提出します。退職願に関しては、会社に規定のフォーマットがある場合はそちらに記入して提出しますが、特にない場合は自分で作成します。
注意するポイントとして、在籍している会社の就業規則に退職手続きに関する項目があり、例えば「退職希望日の1カ月前までに、退職願を直属の上司を経由し会社に提出する」などと記載されている場合があります。
就業規則に沿った手続きを行わないと、退職交渉が難航する可能性があります。退職願が受理されれば、退職交渉は終了です。
退職を引き止められたら?
上記のように進めるとよいのですが、なかなかスムーズにはいかず、引きとめられるケースもあります。
中には直属の上司に伝えたが承諾がもらえず、その上の上司→常務→社長と面談を行い、承諾をもらえるまでに数ヶ月かかったという方もいらっしゃいます。
お世話になった会社ですので、面談を行うごとに心を痛め、期待されていたことを知り、迷いも生じたそうですが、その方にアドバイスをさせていただいたのは、「なぜ転職を決意したのかに立ち戻る」ということです。
転職を決意されるまでにはさまざまな葛藤があり、考え、悩んだ末に決断されていると思います。
その気持ちを再度思い出し、強い想いで最後まで臨めば、元の会社に誠実に感謝の気持ちを伝えたうえで、新しい未来に向かって進むことができるはずです。
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