2023.07.18
転職活動の進め方【「振り返り」のススメ】
リージョナルキャリア長野の太田です。
日々のご転職相談で、「転職はしたいのだけれども、何をやりたいか分からない」-そんなご相談をいただくケースがあります。
特に20代~30代前半で、これからキャリア形成をしていく方々に多いお悩みなのではないでしょうか。
そうした方々に向けて、過去の私の転職支援経験を基にアドバイスさせていただければと思います。
転職先を考えるより先にやるべきこと
転職をご検討される方には、「転職したい」という気持ちが真っ先にありますので、「次に何がしたいのか」まで考えを整理できていないケースが見受けられます。
「次に何がやりたいかは特にないのですが、自分に紹介できる求人があれば教えてほしい」
このような状況で我々のような転職コンサルタントにご相談いただいても、もちろん問題はありません。「転職したい」となれば、「次にどんな仕事をするのか?」が一番気になるのは自然なことです。
そして、我々との面談の中で、ご自身が思いも寄らなかった転職の可能性が見出せたとしたら、それこそ我々の介在価値そのものと言えるでしょう。
ただ一方で、転職コンサルタントに相談する前に、ご自身で転職に向けて整理できることもあります。
それは「次(転職先)を考える」のではなく、まず初めに「自身の過去を振り返る」ということです。
一見遠回りのように見えますが、実際はこれが転職への近道となるケースもあります。
自身の過去から価値観を探る
「何がやりたいのか分からない」理由の一つには、「何か新しいことがしたい」という気持ちがあると思います。
「せっかく転職するなら新しいことにチャレンジしたい」-この気持ちも分かりますが、それこそ自分が経験したことのない「新しいこと」なので、想像もつかないわけです。
人間が物事を決断するうえで重要視するのは、「やりがいを感じた経験」「イキイキとふるまえた瞬間」「●●が好き」という、過去の自身の経験や体験だと思います。
往々にして、そうした過去の経験や体験を踏まえ、人は次の決断を下していくのです。
例えば、
「●●の仕事は楽しかったな」
「●●をやっていたときにイキイキと働けていた気がする」
「●●のような環境が自分には合っていた」
など、自身の価値観を認識することが、転職活動を進めるうえでの基礎になります。
しかし、こうした自身の価値観を認識されていない方が多いのです。
過去の自身の価値観を深堀りし、言語化することによって、転職で「大切にしたいこと」「叶えたいこと」が明確になり、「何がやりたいのか」「何が自分に合っているのか」もイメージできるはずです。
転職を考えるのであれば、まずは「次を考える」のではなく、「過去を振り返る」ことを優先し、履歴書・職務経歴書の作成から始めることをお勧めします。
普通に生活する中で、自分の過去をしっかりと振り返る機会は少ないと思います。
履歴書・職務経歴書を作成する中で、自分自身が気付けていなかった仕事に対する価値観(何が好きなのか、何が楽しいのか)に、改めて気付くことができるはずです。
そうした価値観を基に、我々のような転職コンサルタントとともに次の可能性を模索できれば、転職活動がご自身にとってより有意義なものとなるでしょう。
ぜひご参考にしていただければと思います。
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