2025.10.13
【企業紹介】上田市に主要拠点を構える圧力計測のリーディングカンパニー「長野計器株式会社」
こんにちは。リージョナルキャリア長野のコンサルタント、山下です。
今回は、長野県上田市に主要拠点を構える「長野計器株式会社」をご紹介します。同社は、圧力計や圧力センサの提供を通して、様々な社会課題の解決に取り組む圧力計測のリーディングカンパニーです。

(画像引用:長野計器株式会社公式HP)
長野計器株式会社とは?

(画像引用:長野計器株式会社公式HP)
長野計器は、長野県上田市に生産拠点と研究開発拠点を構える、圧力計測の専門メーカーです。1896年に日本初の計器工場として東京で創業し、1948年に長野県北佐久郡小諸町(現 小諸市)に工場を置いたことが、現在の事業活動の土台となっています。
同社が手がける圧力計測や制御機器って、どんな場面で使われているかご存じですか。
自動車タイヤのエアゲージや医療用の計測機器など、私たちの身近な暮らしに使われるものから、鉄道や船舶などの輸送機器、各種製造工場や化学プラントといった産業の現場まで、あらゆる分野で活躍しています。
そのため、同社では赤ちゃんの寝息ほどの極微圧からロケット噴射のような超高圧まで、様々な用途で使用できる圧力計測関連機器を少量多品種で製造。専門メーカーとしての強みを活かし、自社工場でセンサのコアから完成品まで一貫生産することが可能です。
もともと圧力計測センサは機械的・電気的に計測するものでしたが、同社では光学式の圧力センサも開発しています。この圧力センサは、400℃を超えるような高温環境でも、高精度の圧力計測を実現。従来品よりも耐久精度に優れた次世代の圧力センサです。このような新技術の開発に加え、既存製品のモデルチェンジや生産設備の工程改善も積極的に行っており、老舗メーカーでありながら技術革新にも余念がありません。
現在、各種圧力計の国内シェアが60%を超える圧倒的な支持を得ており、世界でも20%のシェアを誇る圧力計測のリーディングカンパニーです。(参考:決算説明資料/自社調べ)
【公式HP】
長野計器コーポレートサイト
長野県内にある各拠点の役割について

(画像引用:長野計器株式会社公式HP)
長野計器は、二つの生産拠点と一つの研究開発拠点を構えています。ここでは各拠点の役割についてご紹介します。
■上田計測機器工場
国内最大規模の機械式圧力計工場です。主に機械式の圧力計、圧力スイッチ、温度計などを供給しているほか、国際基準に適合する校正サービスも行っています。
■丸子電子機器工場
電気的に圧力を計測する歪(ひずみ)ゲージなどのセンサや、その技術を応用した製品を供給しています。圧力センサ製造では、世界最大級の生産能力を誇る拠点です。
■テクニカル・ソリューションズ・センター
同社の基礎研究開発拠点です。新事業の領域探索から事業化まで、計測事業の新たな価値を創造しています。
これらの拠点は全て長野県上田市内にあり、技術職であれば引っ越しを伴う転勤はありません。地域に根ざしながら、世界水準のモノづくりに携われるのも長野計器ならではの魅力です。
長野計器のおすすめポイント
業界で高いシェアを持つ長野計器は、業績も安定して推移しています。また、新製品の開発にも積極的に取り組んでおり、守りと攻めの両面から事業の幅を着実に広げています。
ちなみに、社内では働きやすい環境づくりも進んでいる模様です。たとえば、有給休暇の取得率が74.8%、平均取得日数は13.6日となっているほか、女性の育休は100%、男性も36.4%が育休を取得されています。さらに、育休からの復帰率は100%。残業も月10~20時間程度に抑えられており、 こうした数値からも、仕事とプライベートの両立が図りやすいことがわかります。
私も何度か同社を訪れていますが、社員の皆さんの穏やかな雰囲気に魅力を感じています。待遇や風土という面から見ても、仕事に集中しやすい環境が整っている、おすすめの企業です。
長野計器株式会社の求人情報
現在、長野計器では以下のポジションに携わる人材を募集しています。
※「2025年10月28日」時点の求人情報となります。閲覧されるタイミングによっては掲載が終了している場合もございますので、あらかじめご了承ください。
当社「リージョナルキャリア長野」は、長野計器株式会社と連携し、最新の採用情報をご案内いたします。同社に興味をお持ちの方や長野県へのU・Iターン転職を検討されている方は、ぜひリージョナルキャリア長野にご相談ください。




