2022.08.25
「非公開求人」とは? 企業が非公開にする理由と、転職者が非公開求人を狙うメリット
リージョナルキャリア長野のコンサルタント、中山です。
転職活動をするなかで、「非公開求人」という言葉をよく目にすることがあると思いますが、一体それはどんな求人なのか、求職者の皆さんにとってどんなメリットがあるのか、そんなお話を事例とともにお伝えしたいと思います。
非公開求人は大きく2種類
非公開求人とは、その名の通り「公に公開されていない求人」のことを指しますが、大きく分けて2つの種類があります。
①内緒にしたい求人
「内々で営業○課の課長に異動辞令を出し、後任を外部から採用したいと考えている。しかし本人にはまだ異動の事実を伝えていない」といったケースや、「競合優位性の高いサービスを始めるため、特定のスキルを持つ人材を採用したい。しかし競合他社に事業情報を漏らしたくない」といったケースです。
この場合、採用を行っていること、あるいは採用情報を特定の第三者に知らせないために非公開としています。
②会う人を絞りたい求人
人事担当者は労務や教育といった採用以外の業務を抱えている場合も多く、「応募者全員の対応に手が回らない」、ということもあります。
そこで、限定したスキルを持った方をピンポイントで採用するため、ハロワークや求人広告で広く募集をかけるのではなく、弊社のような紹介会社に非公開で求人依頼をします。
「(人気職種などで)応募者が殺到するのを防ぎたい」「限定した人だけにリーチしたい」というケースです。
経営者の頭の中だけにある求人も
非公開求人とは別に、「経営者の頭の中だけにある」求人も存在しています。経営者が漠然とした経営課題や人材に関する構想を抱えているものの、それが採用ニーズとして顕在化していない場合に出てくる求人です。
例えば、退任を考えている社長が、「息子に後任を譲りたい。しかしまだ経営者としての経験値が足りていないため、すぐには引継ぎが難しい」と考えているようなケースです。
この場合実際に、役職定年を迎えた役員経験者を採用し、次期社長の右腕として世代交代までの基盤固めを担ってもらう、という採用事例もあります。
非公開求人を狙うメリット
上記のように、表には出ていなくても実は採用のニーズは至るところに潜んでいることがわかると思います。
また、非公開求人は採用基準が高く、かつ会社の経営の基盤となるような重要なポジションを想定している場合が多いため、候補者の皆さんにとっては給与UPや、よりやりがいのあるポジションに就くチャンスとなります。
我々は日々、地元企業の経営者との対話の中からヒントを見つけ、求人を顕在化していく活動をしています。地域に強い紹介会社ならではの求人も少なからず開拓していますので、ぜひご相談いただけたらと思います。
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