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転職ノウハウ2023.01.19

【キャリア】転職時の給与の決定要因とは?

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リージョナルキャリア長野の浦野です。

転職を考える際、転職後の給与を気にされる方は多いと思います。

実際に、現職よりも給与が上がる機会があれば転職したい、自分がやっている業務に対しての報酬は妥当なのか、なるべく給与を落とさずに転職をしたい、といった相談をよくお受けしますので、そうした相談には転職時の給与の決定要因についてお話をしております。

給与を決める2つのポイント

転職時の給与を考えるうえで大事なポイントは、「企業事情」と「面接での評価」の2つであるとお伝えしています。

企業事情


主に以下の要素があると思います。

企業規模

中小零細企業より全国大手上場企業の方が平均給与は高い傾向。

利益率

利益率が高い企業のほうが、当然給与は高い。

企業の給与に対する考え方

利益を給与に還元する考え方が、会社にあるかどうか。よく言われるのは、従来の日本型である年功序列よりも、欧米型の成果主義の方が給与が高い。(但し成果による)

職務

メンバークラスより管理職、マネジメントレイヤーになれば給与は高い。

面接での評価


言い換えるのであれば「即戦力性」です。

給与を決めるうえで最も重要なのは、この「即戦力性」だと私は考えています。

先日、県内上場機械メーカーに品質管理の30代後半の男性が採用内定しましたが、過去に内定した同年代の方と比べて、高い給与での条件提示がありました。

部門からのフィードバックによると、「面接でのやり取りから業務に対する責任感があり、業種は少し異なるが、現職でのマネジメント経験を生かした活躍が期待できる」といったコメントがあり、即戦力として入社後の活躍がイメージできたため、高い給与が提示されたと考えられます。

また、この方は元々、内定とは異なるポジションで推薦していましたが、企業からポジション変更の提案があり、高評価を得てこうした条件提示となりました。

「企業事情」でも給与が上がりそうかある程度予測はつきますが、面接の評価によっては「企業事情」を覆す給与提示となることもありますので、面接の場では、どのように企業に貢献できるかを企業に伝えることが非常に重要です。

給与以外の価値観も大切に

ここまで給与にフォーカスしてきましたが、給与以外の価値観を見直す重要性について、最後にお伝えします。

私がご支援したTさんは、2社から内定、1社は現在より年収が50万円以上アップ、もう1社は130万円ほど下がるという条件提示でした。

どちらに意思決定されたかというと、後者の企業への入社を選択されました。

意思決定の経緯をお伺いすると、「年収アップやポジションは魅力的ではあったものの」という前置きのあと、「今回の転職を最後にしたいこと」、その上で「従業員に加え、社長自ら熱心に説明していただけたこと」「オープンな社風と社員同士の関係性の良さ」「これまでの経験を活かしながら新しい業務にもチャレンジし、スキルを身に付けられそうなこと」などを挙げられました。

企業から評価され、給与が上がることは嬉しいことではあります。しかし、まずは転職時の心構えとして、給与以外のご自身の価値観も見つめ直しながら、転職活動を進めていくことをお勧めします。

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この記事を書いた人

コンサルタント 
浦野 順也

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